12/13/2011

パリ観光ガイド


パリに住んでいるとはいえ、勤勉な学生生活を送っていると、
どうしても華やかな観光地からは足が遠のいてしまいます。

しかし今回、友達のお母さんのご友人夫婦がパリを旅行されるということで、
1日だけですが観光のガイドをさせていただくことになりました。

まず向かったのはルーヴル美術館。
この季節、朝一で行けばそんなに混んでいません。

ルーヴルにはSully, Richelieu, Dunonという3つの翼にそれぞれの入口があり、
回り方は自由ですが、いわゆる名品を押さえつつ、時間を稼ぎたいなら、
まずSully翼から入ってミロのヴィーナス、そしてDunon翼へと回り
サモトラケのニケを拝んでからグランド・ギャラリーへ登ります。

そしてジョット、フラ・アンジェリコ、ラファエロなどを見つつモナ・リザの間へ。

さらに、ダヴィッド、ジェリコー、ドラクロワ、アングルといった
フランス絵画の大作の間を彷徨った後は、Sully翼を経由してRichelieu翼へ移動し、
余裕があれば最上階のデューラーやフェルメール、ルーベンスの間に足を伸ばして
そのまま地上階に戻れば、フランス彫刻が並ぶ吹き抜けの気持ちの良い空間で
眼と身体をリフレッシュして終了です。


朝もすがすがしいけれど、やっぱりルーヴル美術館には
夕暮れと夜のあいだの、深い群青色の空がよく似合います。



ランチをするレストランの場所も任せていただいたので、
数日間思い悩み、ある晴れた日に偶然眼に飛び込んできた
可愛いレストランに行ってみることに。
ノートルダム寺院の横の、何回も通ったことのある道なのに、
どうして今まで気が付かなかったのか不思議です。


メニューは手書きのフランス語のみ、
フランスの伝統料理を出すLe Petit Châteletというお店です。


メインに頼んだ、鴨肉のピスタチオソースは、お肉もやわらかく、
付け合わせのじゃがいものミルフィーユもおいしかったです。


予約なしでも12時過ぎに入ったので何とか座れたけれど、
13時になるころにはすっかり満席でした。


今度行く機会があれば、2階席の小さな窓の前を予約したいです。
窓からは、ノートルダムのバラ窓の裏側が見えるはず。



その後は、老舗の文房具屋さんや、シャンゼリゼ通りのブティックにご案内して、
普段の生活で垣間みることのなかった新鮮なパリを私も楽しみました。


Pont Louis Philippe通りにあるMelodies Graphiquesという素敵な名前の文房具屋さんは、
とてもきれいな紙や便箋、カード、栞や万年筆が手に入ります。


帰り道空を見上げると、おぼろ月夜。

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